#32 The One / EXILE SHOKICHI

たった1つの1人と1人の出会いが

奇跡と呼びあえるLove story

キミが笑う時 キミが迷う時

そのすべてに僕がいる

                  The One / EXILE SHOKICHI

 

2014年にリリースされたEXILE SHOKICHIの2ndシングル曲。

J Soul BrothersメンバーとしてデビューしてからEXILEに加入し、

その他ユニットも含め活躍する中リリースしているソロ楽曲である。

EXILE SHOKICHI本人が作詞作曲を担当しており、

ゼクシィのCMソングでも使用された、珠玉のラブソングである。

 

J Soul Brothers時代からテレビで歌唱しているシーンを見るたびに、

彼の非常に独特で力強くも透明感のある、

ハスキーな歌声での歌唱シーンに目が止まった。

苦しそうに歌っているように聞こえても高いキーをぶれずに出せていたり、

他の歌手とは少し違う喉の持ち主、という印象が今でもある。

 

彼の歌唱曲は圧倒的にダンスナンバーの印象があるため、

この曲がリリースされた当時は非常に珍しく、それがまた良く感じた。

これまでEXILE関連のアーティストにはあまりイメージがなかった、

結婚を髣髴とさせる爽やかで純粋なラブ(ウェディング)ソングであったことも、

新鮮であった。

 

様々な人が多種多様な出逢いを繰り返し、やがて1人の人と結婚を決意する。

同じ出逢いは1つとしてなく、なれ初めも人それぞれ異なる。

誰とも違うたった1つの出逢いを、皆大切にする。

パートナーに出逢えたこと、家族の中に生まれてきたこと、友達になれたこと。

地球上にたくさんの人がいて、たくさんの場所があって、違う文化があって。

その中で巡り合う確率を考えてしまえば、全てが奇跡と呼べる。

 

あなたの隣にその人がいることが奇跡。

街を歩く全ての人々の人生が奇跡。

こんなにもたくさん、毎日のように私たちは奇跡を目にしている。

笑っている時、迷っている時、誰かがそばにいることがどれ程素晴らしいことか。

 

良いことなんてない。

そんな風に思ってしまう時は、当たり前に大切にしている人と、

出逢わなかったらどんな人生を歩んでいたか、想像してみよう。

自分の存在意義を感じられなくなった。

そんな時は誰かにとって自分がいなかった時の事を想像してみよう。

小さなことだって良い。自分に助けられた人がいたはず。

助けるなんて大袈裟な事じゃなくても良い。

あの日あの人が面白おかしく笑ったことがなかったとしたら。

その一日に笑うきっかけを与えたのは自分なのだ。

 

You're the only one forever.

自分にとって全ての人がonly oneであるように、

自分もまた、皆のonly oneなのである。

奇跡は毎日のように、この世界で巻き起こっている。