#33 Finally / 安室奈美恵

Finally, I can stop dreaming

願い続けた日がついに今スタートを切ったの

Finally, I can stop wishing

モノクロの世界がこの瞬間色づいてゆく

今ここに立つステージで新しいストーリーが始まる

守るものがあるから強くなれるの

光差し込む未知の世界へ

両手広げて全て受け止めるから

輝かしい未来へFinally

Finally / 安室奈美恵(作詞:Emyli/Matthew Tishler/Felicia Barton/Ben Charles)

 

2017年にリリースされた安室奈美恵のキャリアラストベストアルバム「Finally」表題曲。

引退発表後のリリースともあって、ダブルミリオンを達成した歴史的作品である。

彼女の引退を惜しむ声は今もなお溢れる一方で、ファンのことを考え、

心の準備をする時間を設け、多くのリスナーが最後という覚悟を持って、

彼女のラストツアーに臨むことが出来たことに、多くのファンから感謝の言葉が送られている。

 

私が彼女の曲と出逢ったのは2003年。

Four Seasonsが聞きたいという思いで、

6thアルバム「STYLE」を手に取ったことがきっかけである。

子供ながらに彼女の過去のヒット曲を多数耳にしたことがあった私に、

このアルバムはオープニングから衝撃的であった。

こんな感じはどう?と彼女からも問い掛けがあったように、

昔のイメージとは違う、新しい安室奈美恵がそこに居たのである。

 

それから翌年にリリースされた「GIRL TALK / the SPEED STAR」の2曲に思い切りハマり、

本格的に彼女のファンになっていった。

リリースされる作品はどれもクオリティが高く、STYLEからFinallyまで、

欠かすことなく新作が出るたびにチェックしてきた。

彼女から時代を駆け抜ける最先端の新曲が発表されることも、

最高の一言では表せないくらいに素晴らしいステージを目にすることも、

もう叶わないと思うと非常に寂しい気持ちになる。

 

それでもこの一年、最後なのだと心に言い聞かせながらライブにも行くことができたし、

私が出遭った頃より昔の曲も含め多くの曲を振り返り聞き返してきた。

心は不思議と彼女の決断を受け入れ、今日を迎えることが出来たのである。

2018年9月16日、安室奈美恵は引退し、過去の人となる。

これからは普通の生活を楽しんでほしいと思うし、

駆け抜けてきた分、腰を下ろしてゆっくりしてほしいとも思う。

もう何年かすれば息子が結婚して孫が出来るかもしれない。

今まで休む暇なく仕事をしてきた分、平和な日常が彼女を幸せへと向かわせてくれるよう、

願うばかりである。

 

I can stop dreaming

やりきった、という気持ちでいるのだろう。

輝かしい未来へ、向かうことが出来ますように。

青春と共にあった彼女の曲を、これからも聴き続けるだろう。

楽しい時間をくれた時の映像を、これからも見続けるであろう。

今、多くの人たちが引退してしまうことの寂しさよりも、

「ありがとう」という気持ちで満たされていると信じている。

今までありがとう、そしてこれからも安室奈美恵は永遠に。

25年間+最後の1年、駆け抜け尽くしてきた分、

これからの未来に多くの幸せがありますように。

最後は笑顔で!バイバイ。