#12 Forever Young feat. UVERworld / AK-69
まだ終わらない
Forever Young
そう 今日という日は
お前に残された人生の一番若い日
2016年にリリースされたAK-69の9枚目のオリジナルアルバム「DAWN」収録曲。
翌年の2017年にはUVERworldの30thシングル「一滴の影響」の、
カップリングにも収録された。
ヒップホップ系アーティストのAK-69とロックバンドUVERworldのコラボという、
珍しい組み合わせで、かつ強いメッセージが込められた歌詞が印象的な曲である。
意外性とメッセージ性が強く、インパクトが残る曲となった。
歳を取るのは誰もが嫌に思うもので、
身体が痛くなったり物忘れが激しくなったり、
身体に付いた傷や痣は消えにくく、目も見えづらくなってくる。
でも私たちは過ぎた若い頃の日々を思い返したり、
目先の楽しみに心を躍らせていて、
今日と言う日がどんな日なのかに目を向けることを忘れている。
「今日は残された人生で一番若い日だろ」
この投げかけるような言葉を、初めて聴いたときに自然と耳が拾った。
そうだ、その通り。
明日の自分は今日よりも若くない。
今日の自分が残された人生で一番若い自分。
やりたいことをやらないでどうする。
やり残したことを放置してどうする。
始めるべき時は今だ。
心に突き刺さる言葉とは裏腹に、重い枷の付いた足。
それもまた、歳を取ったということなのだ。
でも、動き出すことにエネルギーが必要になった人間に、
そんなことをしているとどんどん歳を取るぞと、
忠告してくれているのだと思う。
やるべきことは今やろう。
出来ることは出来るうちにやろう。
動くことに慣れれば枷は外れ、身体は軽くなる。
一日一日を大切にしようと思える。
大人になると、怠けてんじゃねぇぞと、叱ってくれる人も少なくなる。
そんな大人たちへ向けて、代わりに渇を入れてくれているのではないだろうか。